安倍晋三氏銃撃事件で現場確保された、元海上自衛官の山上徹也容疑者。徐々にその全容が見えてきました。「安倍晋三氏の政治的信条に対する恨みではない」とする今回の蛮行。どんな環境で、どのような思想を持って育ったのでしょうか?山上徹也の生い立ちについてみていきたいと思います。
(注※同じような境遇、似た環境の方も居ると思いますが、それらを批判する記事ではありません。あくまで山上徹也容疑者個人に対する記述です。)
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山上容疑者の子供時代を知る住民によると、奈良市内で育った母親は結婚して三重県に嫁ぎ、山上容疑者と3歳下の妹を出産。だが、夫を早くに亡くし、祖父が1人で住んでいた母方の奈良市平松の一軒家に母親、妹ともに3人で移り住んだ。 物静かな人だったという母親に似たのか「非常におとなしかった」というのが当時の山上容疑者を知る近隣住民の総評。「男の子がいた記憶がない」という人が多く、「外にあまり出ていなかった」と引きこもりがちだったとの証言も。一方で他人への攻撃性を想起させるような話はまったく聞かれなかった。
一家はその後、祖父が亡くなったこともあって、事件現場に近い西大寺近辺など引っ越しをくり返し、約15年前に再び、奈良市平松の一軒家に引っ越した。だが、ここにも山上容疑者はほとんど姿を見せていなかったようで、35年前から道路を挟んだ向かいに住んでいる男性によると、母親とは顔を合わせればあいさつをするが、山上容疑者らしき男性の姿は「見たことがなかった」という。
スポニチアネックス
父親を幼少期に亡くし、母親と、3つ年下(現在38歳)の妹とともに、祖父を頼って奈良県に引っ越した山上一家。「非常におとなしかった」「男の子がいた記憶がない」「外にあまり出ていなかった」物静かな母親に似たというよりは、早くに父親を亡くしたショックから外交的になれなかった可能性もあります。
「特定の団体に恨みがあり、元総理がこの団体と近しい関係にあると思い狙った」と供述しているという山上容疑者
特定の団体は統一教会との報道がすでに出ています。
何より、他人への攻撃性もなく、祖父が亡くなったのが何歳ごろの話かは不明ですが、反抗期もおとなしかったのでしょうか。
山上容疑者の父親は38年前に死亡。母親は『トンネル事故で亡くなった』と周りに話していたそうです。本当の理由は長らくのトンネル工事生活からくる、鬱とアルコールが原因だったようです。この時、死亡保険きんが5000万円家族の元に支払われたそうですが、そのお金は残された子供3人との成達に当てられることはなく、2回に分けて統一教会に入金してしまったそうです。山上容疑者の母親が統一教会に入信したのは夫を自殺で亡くした頃のようです。
お腹には一番下の妹がいたようです。
山上容疑者の兄は小児癌で片目が見えなくなっていたそうです。幼少期はその治療費もかなり必要だったのではないでしょうか?片目が見えない自分の将来を悲観した山上容疑者の兄は30大半ばで自殺してしまったそうです。2015年11月でした。かなり悲しんで目を泣きはらしながら、「兄貴、何で死んだんや・・生きてたらええことあんのに!」と
亡骸になった兄に語りかけていたそうです。
また、捜査関係者によりますと、この団体について「母親が団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして家庭生活がめちゃくちゃになった」という趣旨の話をしているということです。
NHK
特定の宗教にハマる人のみならず、お寺さんの檀家に入ってる家庭などはお布施という形で寄付することはよくあります。その主教団体への多額の寄附のせいで家庭生活がメチャクチャになったと供述しています。
山上容疑者は20年前、21歳から、24歳頃まで海上自衛隊に所属しています。
時期を同じくして、2002年ごろには山上容疑者の母は、自己破産したようです。
本来は山上容疑者の母は実家も金銭的に恵まれ、統一教会と出会っていなければ、全く違う生活があったように思います。
自衛隊に入隊中の給与も母親に預けていたでしょうか?
母親は1998年頃に入信し、相続した土地や自宅を売却し、2002年に破産した後も献金を続けていた。総額は1億円に上るとされるが、同連合は献金総額は調査中とした上で、「05年から14年までの約10年間で計5000万円を母親らに返金した」と説明している。
読売新聞オンライン
親戚か誰かの協力で、5000万円を教団から取り戻すも、そのお金を再び母親が教団に戻したとの話もあります。現在は母親も事情聴取に応じているそうですが、「息子が事件を起こして申し訳ない」と話しているそうで、
統一教会については批判的な意見はしていないそうです。こんな事態になっても洗脳が解けないのでしょうか?
「彼は優しかったし、私にとってはいい友人でした。入学後に同じクラスになり、すぐに仲良くなりました。私たちのクラスは他のクラスと比べて女子が多く、男子は野球部が固まっているようなクラスでした。野球部独特の『ウェーイ』という感じの派手なノリに私たちは馴染めませんでしたね。
山上くんは目立つほうではなく、口数も少ない、地味な感じだった。でも、私にとっては高校時代をともに過ごした大切な仲間だった。ただ、彼とは高校を卒業してから会っていません。私は彼はそのまま大学に行っているのだと思っていました。海上自衛隊にいたというのも初めて知りましたし、彼に何があったのか、私には想像つきません」
Newsポストセブン
奈良市内でも有数の進学校に通っていたという山上容疑者高校生になると、存続の危機にあった応援団に入部したといいます。その頃から華奢な体型は現在も変わっていないそうです。また、高校野球で、天理や智弁に相次ぐ強豪校で、山上容疑者が高校2年生と3年生の時には春の選抜にも出場しているらしいので、
出身高校は郡山高校の可能性が高いですね。
そして同級生は、山上容疑者が高校時代に政治や軍事関係について興味を示すことはなかったと語る。 「思想的には右でも左でもなく、そもそも政治の話などをしたこともありませんでした。銃などへの興味も聞いたことがありません。暴力などを振るっているところも見たことがない。卒業後、一体彼に何があったのでしょうか。今回の事件と、私が知っている彼がどうしても結びつきません……」
Newsポストセブン
この記事の印象からすると、本当に驚くほど個人的な恨みで、週末に参議院選が行われることすら知らなかったのではないかと思ってしまうほどです。
ただ、凶器の制作から誰がいつ自分の近所に来るのかまで、かなり調べていた計画的な犯行なのは間違い無いですが。
山上容疑者は、奈良県大宮の家賃3万8千円のワンルームマンションに一人暮らしで無職だったそうです。
現在は無職ですが、つい最近までは派遣社員として働いていたそうです。ただ働いても、そのお金は母親に仕送りしていて、一向に終わることのない闇のような感覚だった可能性があります。
それとも山上容疑者が違う宗教に属していて揉めたのでしょうか?当初は事件が衝撃的すぎて、事件当初は政治に対する抗議的な蛮行のように思いましたが、宗教団体とお金、そして安倍元首相の祖父・岸元首相まで巻き込んだかなりややこしい事案です。併せて、事件後このワンルームの自宅から爆発の恐れがある爆発物が複数発見され、昨夜は近隣住人も避難を余儀なくされて大変でしたね。
自宅が凶器だらけになってることも、深い恨みが伺えます。
安部内閣総理大臣 山上徹也容疑者 戦後最悪 昭恵夫人 銃撃事件
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