若本規夫のナレーションが凄い理由は意外な経歴・サザエさんではアナゴ以外も | プレTALK

「べしゃり、べしゃれば、べしゃる時〜」『松本人志のすべらない話』や、『ウワサのお客さま』など、強烈な印象のナレーションを務め、かと思えば報道で緊張感漂うナレーションも魅力です。国民的アニメ『サザエさん』では穴子さんの声をはじめ上げたらキリがないほど、77歳の現在も精力的に活躍する若本規夫さん。若本規夫さんの声を聞かずに1日を過ごすことなんてないんじゃないかな?予思うほどです。なので、若本規夫さんについて調べてみると意外すぎて驚く異例の経歴を持ち、しかもサザエさんでは穴子さん以外の声もやっちゃってました。ここでは若本規夫さんの異例の経歴と家族について調べてみました。

若本規夫さんは元警察官

独特な言い回しで『若本流』や『若本節』とも言われる若本規夫さん。声優になる前は俳優などを目指していたりしたのかなと思いきや、早稲田大学法学部を卒業後、警察官を目指して警察学校へ行き、1年間警察官として交番勤務をしていたそうです。

その経緯を見ていきましょう。

若本規夫(本名)若本紀昭(旧・芸名)1945年10月18日山口県下関市生まれ大阪府堺市育ちA型

所属・株式会社シグマ・セブン

(少林寺拳法3段・剣道2段)

少林寺拳法とか・・・77歳になって尚渋めの若林紀夫さんのルックスで武道もできるとなると、俳優としても通用しそうですよね。それでも裏方に徹する若本規夫さんは、最初から声優を目座zしたわけではなく、たった1年とはいえ、元警察官って意外です。

志願理由は「ハラハラドキドキする仕事」を求めたんだそう。

大学卒業後は院へ進むことを考えていた若本さんは、大学院試験に落ちてしまい、

就活を開始。中堅の貿易会社の最終面接まで残るも、そこで働いてる人を見てその会社に夢を持てなくなり、面接をばっくれたそうです。

ハラハラドキドキを求めて警察官になった若本規夫さんでしたが、

警察官生活はハラハラドキドキとは少しかけ離れていたようです。

蔵前というのは問屋街でね。小商いの人が来て車を停める。当時は二重駐車、三重駐車なんてのは当たり前でね。でも、一応、駐車違反を取り締まらなきゃいけないんだけど、3000円の商いで来て3000円の切符切られたら、どうしようもなくて涙を流す人がいた。だから「今後気をつけてくださいね」と見逃したら、それを告げ口する奴がいた。

 それで上官にこっぴどく説教されてね。「法の執行者として人を選べない。違反はいけないんだ」って。それで「やれないな……」と思ったね。で、辞めた。

文春オンライン

その後、知人の紹介で日本消費者連盟の事務局に入ります。日本消費者連盟では、熱意を持って勤務する若本さんに対し、ただただ事務的に仕事をする上司との温度差が摩擦となり、2年が経った頃、とうとう上司に頭に来てしまい口論の末、手が出てしまいます。その日、ヤケ酒を飲んだ帰り道。電車の車内でたまたま上の棚から落ちてきた新聞の『アテレコ声優の養成所オーディション』が目に入ったそう。翌日、組織に馴染めない自分を振り返り、手に職をつけようと、目に入った『アテレコ声優』のオーディションを受けることに・・・

ドラマのような展開です。

若本規夫さんのナレーション

声優としてももちろん、精魂を使い果たしてるようですが、ナレーションとしても若本規夫さんの声や話し方、その語彙力はとても独特ですよね。『ウワサのお客さま』では、そんな若本規夫さんのナレーションにサンドイッチマンも思わずツッコミを入れるほどです。CMの『楽天スーパーセール!!!』の声もなぜか購買意欲を誘われたりしますよね。

若本規夫さんは50代に入って新規の仕事が来なくなった時、原点に立ち返り呼吸法を中心にトレーニングを開始します。

結局、声はどこから出るかというと肉体ですよ。まず、その身体を鍛えないとダメ。体の中の内層筋、呼吸筋。アウターマッスル、インナーマッスルも鍛えなきゃいけない。その両方が相まって、声優らしい柔軟な、しなやかな声が出る。

 自分の身体を自在に操れるように体を鍛えないとね。自分の足の裏から頭のてっぺんまで、全部使って声を出すことを目標に置いて、いろんなところへ出入りして、鍛えていったね。

文春オンライン

声はもちろんですが、表現力やワードセンスも唯一無二ですよね。若本規夫さんのナレーションは、映像を見てなくても面白いというか、若本規夫さんの声がないと面白くないとまで思ってしまいます。

実際の若本規夫さんのナレーションに比べれば、トーンはかなり控えめですが、基本的な言い回しのボイスサンプルはこちら

若本規夫さんの家族

若本規夫さんの妻や子供さんについて語っってる場面は見つけることができませんでしたが、

ネット内には以下の情報がありました。

公認サイトのインタビューにて家族構成は妻と犬と発言

『結婚してる声優 まとめ2』
竹本英史…公式サイトの日記にて結婚しているとの記述有、ブログで嫁の闘病記        ラジオで自ら嫁の話(「おしゃべりやってま~す木曜日」)田中一成…グリグ…

2011年に、いろんな声優さんの家族情報について載せてる記事でした。いつ頃の発言かも不明なので、子供さんについては謎のままです。ただ、若本規夫さんには兄が2人いる男3兄弟の末っ子。若本規夫さんが生まれた年は太平洋戦争が終わった年で、世界的にも時代が大きく変わる様子をリアルに見てきた世代ですね。山口県の下関で生まれた若本さんが、大阪府堺市へ引っ越したのが2歳の時。

お父様の公職追放がきっかけで一家で引っ越されたエピソードからも記憶は薄いでしょうけど戦後の影響が色濃いですね。

若本紀夫さんが演じた謎のサザエさんの登場人物

このTwitterは穴子さんの画像が欲しかっただけで関係ないのですが、ルックスのいいアニメキャラを多数務める若本規夫さんですが、30代から40年ほど若本さんが声をつけている国民的アニメ『サザエさん』のアナゴさん。

実はアナゴさん以外にも『サザエさん』で若本規夫さんが声をしているのが、

花沢不動産の花沢社長・花沢花子さんのお父さんですね。一度ですが、三河屋さんも演じたそうです。

そして、もう1人、謎の登場人物・石田鯛三

波平さんではありません。石田鯛三さんはフネさんのお兄さんです。フネさんは兄の鯛三さんと、弟のおこぜさんがいるそうですが、どちらもほとんどアニメに出てこないレアキャラです。鯛三さんは実家の静岡でミカン農家を営んでるそうです。

若本規夫さんが声を付けたのは1回くらいかもしれませんが、設定はしっかり作られてるサザエさんもさすがですね。

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