アースモンダミンカップ初日(2022年6月23日)17番・18番ホールで起きた、大江順一キャディと大西葵のトラブルで、双方の言い分に食い違いがあることが分りました。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)は、大西葵さんと大江順一さんの双方に、注意処分(一番軽い)としましたが、
大西葵さんは納得していないご様子・・・双方の言い分と、当日の詳細を振り返りたいと思います。
トラブルの発端は、大西葵選手が、17番パー4のセカンドショットをシャンクしてしまったところから始まります。この時、ボールは右サイドの赤クイエリアへ飛びました。これに対し、大西選手は、赤クイエリアの境界線を横切った地点でボールをドロップして続行しようとしました。そこへ大江キャディが、ボールが元あった場所でのドロップをアドバイス。
ボールのドロップ地点の意見の対立が、この後加速します。
この時点で、大江キャディはキャディバッグを放置(←これには大江キャディの言い分があるので後ほど)見かねた他選手の帯同キャディが大西選手の元へバッグを運ぶと大江キャディがブチギレ。18番のティエリアで小競り合い(大江キャディの舌打ちや怒鳴っていたとの情報)→大西葵選手が涙するシーンも。
その後大江順一キャディは職務放棄して帰ってしまう・・・(大西葵選手がキャディの交代を申し出たから?)
インスタグラムより
大西葵選手は、今回の注意処分を受け、インスタグラムに謝罪文を掲載しました。
その全文がこちら
詫びとご報告について日本女子プロゴルフ協会から発表がありましたことをご報告させていただきます。この度は、アースモンダミンカップにおける私と帯同キャディの対応に関して、主催者であるアース製薬様をはじめ、同伴競技者および同キャディやファンの皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたこと、お詫び申し上げます。同協会からは注意処分を受けましたことを真摯に受け止め、今後は選手としての自覚を改めて持ち、二度とこのような事が起こらないように留意いたします。 また、私の気持ちも少しお伝えさせていただきたく存じます今回、私はキャディの交代を申し出ました。理由といたしましては、キャディが同伴競技者、同キャディに対し大きな声を出したり、暴言を吐いたりしていたからです。私はその点を注意したのですが、その後も感情的になり、キャディとしての仕事をしなかった為、交代を申し出ました。私に対してだけならまだしも、他の選手やキャディに迷惑を掛け、同時に僅かでも怖い思いをさせてしまった事は、私としては、本当に許せませんでした。私たちプロゴルファーにとって、一つ一つの試合がとても大切であり、全力で優勝を目指すために、日々練習やトレーニングに励んでおります。それにも拘わらず、身勝手な行動や感情的な発言で大事な試合が台無しになるのは、同伴競技者だった選手に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたし、同時に悔しい思いがございましたしかしながら、私が起用したキャディです。キャディの行動は選手である私の責任です。同協会から注意を受けることは当然の結果でございますし、私自身も冷静さを欠いてしまった点もあったと、深く反省しております。
この度は、ご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ございませんでした。
大西葵選手も注意処分を受けましたが、注意処分を受けた事由はあくまで、
『私が起用したキャディ』が悪かったから、起用責任で注意処分を受けたといってるように思いますね。
コメント欄には、同伴競技者に迷惑をかけたのは大西葵選手も同じとする厳しい意見も目立ちます。
一方的に大江キャディのせいにするのは、プロのゴルファーとしての自覚に欠ける気がしてしまいます。
同じくJLPGAから、注意処分を受けた大江順一キャディは怒鳴っていないと主張しています。
また、キャディバッグを運ばなかった事についても理由があるそうです。
大江氏は「僕が職務放棄をしたり、キレたりしたと報じられていますが、そんなことはありません。あくまでいつも通りにしていました。仮にこれで処分されるようなことがあれば不本意です」と切り出した。
「17ホールの2打目でシャンク(ミスショット)して、球が右手のレッドペナルティエリアに行った。そこで、どうリカバリーするのか三つ選択肢があり、ゴルフバッグを置いた位置から打ち直すこともできたので、ゴルフバッグとペットボトルを置いていた。後続組に我々の存在を知らせる安全確保の意味合いもあります。そうした上でボールを探しに行ったのですが、それがバッグを放置したと思われてしまった。良かれと思って同組のキャディーさんがバッグを持ってきてくれたんですが、まだゴルフバッグの位置から打ち直す可能性もあったので、僕は『置いておいてほしいんだよな』と言ったのです。すると大西プロから『せっかく持ってきたのにそんな言い方しなくてもいいじゃん』と言われて。あくまで大西プロのためにやっていたことなのに、頭ごなしにそう言われ、正直どうかと思いました」
文春オンライン
キャディバッグを運ばなかったのにはその位置から打ち直すこともできた体そうですが、他の帯同キャディがバッグを運んだ時は17番ホールが終わり、18番に向かうときだった気がします。すでに置いておく必要性もなかったと思うのですが。そして、大江選手が怒鳴ったと言われてる件に関しても、コースが広いので、相手に伝わるように
はっきり大きな声を出しただけだそうで、キレたりはしていないとのことです。
大西葵さんも、ティーショットを涙で打ち直す直前の態度は、ふてくされてるようにも見えます。謝罪文でも、大江順一キャディが一方的に悪いように聞こえますし、ちょっと大人気なく感じますよね。
大西葵選手の謝罪文に、真っ向から対立するように、大江順一キャディが文春の取材に答えたので、
双方『注意処分』で、終了どころか、喧嘩勃発みたいになっています。
大西葵「キャディが大きな声を出したり、暴言を吐いた」
大江キャディ「大きい声を出したのは、相手に聞こえるように、コースは広いですし。僕は感情任せで言った言葉は一つもない。」
大西葵「キャディとしての仕事をしなかったため交代を申し出た」
大江キャディ「気持ちを切り替えて頑張ろうとしたら大西プロがキャディの交代を申し出た」
大西葵「本当に許せませんでした」
大江キャディ「今回は、女性選手が泣いてしまったことがクローズアップされた」
めちゃくちゃいがみ合ってるやん!って感じです。注意処分でなければ(罰金・罰則付き処分)
もっと揉めてた可能性があります。「なんで私が!」「なんで俺が!」と・・・
大江順一キャディは大西葵さんのキャディを務めることは無いにせよ、大会などで顔を合わせる可能性は十分に考えられます。揉め事に発展した一連の流れに対する大西葵さんと大江キャディの受け止め方が全く違うので、
二人の腹が収まるような、解決される日が来ない可能性もありますね。
アースモンダミンカップ 大江順一 大西葵 女子プロゴルフ
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