中京テレビの『ヒューマングルメンタリーオモウマい店』の名物店主の名言・迷言を集めてみました。
2019年8月に『ウマい!安い!おもしろい!全日本びっくり仰店グランプリ』としてSP番組で始まり
2021年4月からは『ヒューマングルメンタリーオモウマい店』としてリニューアル。
その放送回は80回超え（※2023年3月現在）。山盛り・大盛り・サービス・激安のお店を見つけてくれていますが、
何より楽しみなのは個性と愛にあふれる店主の方々。ヒューマングルメンタリーってすごいネーミングセンスです
そんなオモウマい店の最高哲学とも言える、個性豊かな店主陣の名言の数々を独自的に集めてみました。
最後までお楽しみください！
とにかく食べさせたい系
オモウマい店は、格安大盛りサービス満載。とにかく食べ切れるか心配なほどの料理が出てきますね。
取材に来た人たちへの賄いが出る店も多く、どれもおいしそうですね。
オモウマい店に共通するのは、お客さまが笑顔になること。
もちろんお腹が一杯になってもらうことが大好きなお店が多いようです。
それでは、食べさせたい部門ベスト3を発表します。
千葉県香取市 『そば処 名古屋』
そば処名古屋は、適当な加減で盛るので、どんどん多くなってしまうというお蕎麦が特徴のお店。
店主は取材に来たADさんたちを「香取市にいる間に3キロぐらい太らせねぇとダメだぞ母ちゃん！」というと、
お母さんも「いや、1日1キロだ！」と大笑いしていました。
総重量約1kgの盛り蕎麦と、大量の天ぷらが特徴のそば処名古屋。
もちろんテレビ向けでは無く、大盛りがマストなようです。
茨城県土浦市 『味の食卓』
ボリューム定食がどれも500円か600円の『味の食卓』の爆弾ママ
一見500円で作れと言われてもちょっと無理な量です。
本当にどうやってお店を切り盛りしてるのか謎しかない。
味の食卓のママが爆盛りにする理由は「腹一杯で喧嘩売る人いないでしょう」 とのこと。
確かに。お腹が膨れた時の幸福感で、さぁ！喧嘩するぞ！とはなりません。
お客さんを家族のように思ってる愛情深さも感じる『味の食卓』のママです。
東京都大田区 『お好み焼き よっちゃん』
一個50円のおでんを数個注文すると、頼んだ倍以上の個数を入れてくれる不思議なお店『よっちゃん』
時間にルーズでお金の計算が苦手だという店主は、オープン時間もまちまちですが、ご近所さんの実家のようなお店。
元々の値段設定が安すぎるにも関わらず、トータル半値以下同然で、お客さまにおでんや惣菜を振る舞ってしまいます。
そんなよっちゃん、お客様から500円のお代金を受け取り思わず一言。「500円！！すごい商売になっちゃった！！」
おでんの昆布も美味しそうでした。が・・・やっぱりどうやって経営してるのかは疑問。
お金儲けのための商売ではなく、ただ楽しんでる神様のような存在です。
潰れそうだけど、潰れない系のギリギリ店
この番組のコンセプトが、とにかくどうやってその値段でそのクオリティーのものを出しているのか？
そこを突き詰めていくと、とにかくお客さんの笑顔が報酬のような共通の心理があります。
そもそも儲けるためではなく、楽しいからやっているという・・・値は上げないぞ！潰れそうで潰れない部門ベスト3をご紹介
栃木県矢板市 『甘党 志ん朝』
メニューのほとんどが300円で、近くの学校の運動系部活男子の家のようになっている志ん朝さん。
300円もの手持ちがない学生やお客さんには150円のカップラーメンを提供したり、家からの弁当を持ち込んでもOK。
その居心地の良さから、単にこの店で寛ごうとする学生さんたち。
ママさん曰く「あがいてんの！43年も潰れそうな店No.1なのに。」
ADさんが手書きのメニューについて聞くと「お金がないから手書きに決まってんだろ！」
とにかくあがいてらっしゃいます。
静岡県沼津市 『スパゲティ 夢の中へ』
『スパゲティ夢の中へ』さんは、頼んだメニュー以外のサービスが凄すぎて、有名です。
番組の撮影時にはクーラーが壊れる大惨事が巻き起こりました。
その後、新調されたクーラーは神棚化。神棚クーラーを撮影しに来るお客さんも。
こんなにサービスして大丈夫か聞かれたこちらの店主は・・・
「出しすぎて潰れるならおもしれ〜や！潰せるモンなら潰してみろ！みたいな」と笑ってらっしゃいました。
クーラーは一度潰れたんですけどね・・・
（※2023年5月21日にビルの老築化のため閉店されるそうです。移転も計画されていたようですが良い物件が見つからなかったとか。なんとか移転先を見つけて復活して欲しいですね。）
神奈川県横浜市 『居酒屋 だざわこ』
お客さまに少しでも安く提供するために昼夜問わず、Uber eatsで走り回る『だざわこ』の店主。
お店はパートさんに任せています。自分のことはそっちのけで雇用も守るなんて凄い・・・
放送後はUber仲間の聖地ともなっているそうです。
何より心温まるのは値上げをしない理由（値上げどころか無料弁当もある）
「こんな時期だからね・・・うちも大変ですけど、周りも大変だからみんなでやっていこうかなと。」
明るく笑う店主が色んな意味で眩しすぎます。
撮影スタッフ巻き込み系
取材に来た中京テレビのスタッフ達を時には親戚の子供か、自分の子供が来たかのように歓迎して迎え入れる『オモウマい店』の店主たち。
その歓迎っぷりも心に響きますね。それでは巻き込み部門ベスト3をどうぞ
山形県鮭川市 『そば処 ふくろう』
年老いた奥様が、こぼさないように必死で運んでいる姿も印象的な、てんこ盛りの天ぷらとお蕎麦が人気の『そば処ふくろう』
物静かな店主は、なぜか帰ろうとするADを優しい声で「送ってくよ・・・」といい、その都度、奇妙な木彫りの置物などをプレゼント。
お土産にたぬきの剥製が出てきた時は全国で驚きと笑いが巻き上がったでしょうね。
（ちなみにこの剥製は大切に中京テレビの局内に飾られています）
プレゼントやお土産は度を超え、取材を終えたADさんに、「この店譲ろうかな・・・」
ぜひお店は譲らずに、これからも元気で大量なのに綺麗に盛られた天ぷらを提供して欲しいですね。
埼玉県滑川町 『茂三郎』
長らく住む一軒家の、家の中に上がるような形のお蕎麦やさん『茂三郎』さん。
営業してるかどうかも不明な雰囲気なのに、大歓迎で厨房まで披露し、驚くほどの自然な流れで、AD谷口さんを36人目の弟子に取ってしまいます。
茂三郎の店主は、５日間の修行？をしているAD谷口さんの成長の速さに驚き「手の動き、包丁の動きが俺と同じなんだ。逆にいうと俺超えちゃってるんじゃねえの？」
お弟子さんへの愛情がハンパないですね。
地元ではこんな美味しいお蕎麦が食べられるところは、そうそうないと人気のお店。
2023年現在も弟子は増え続け60番越え・・・
今注目されているのは40番南さんが姫路に戻りお店の開店準備がなかなか進まないことですね。
カッコ良すぎる茂三郎さんの動きに注目です。
埼玉県羽生市 『味のイサム』
何でこんなに安いんですか？の問いに「決まってるの」と、理解を求めようとしない返答しかしない『味のイサム』の店主。
撮影スタッフ巻き込み型といえばこの人の右に出る人はいないと思われます。やってきた片桐ディレクターに、「一緒に仕込みやる？」
全く取材に来た人にではなく、従業員への声がけのよう・・・
片桐Dも、お店のTシャツを着て奮闘する姿が印象的でした。ところが、このお店、昨年（2021年8月）火事にあってしまいます。
予想以上に再起にも時間を要していた模様ですが、2022年3月26日にリニューアルオープンを果たします。
間違いなく、片桐Dも注力していたものと思われますが。イサムの店主・清彦さんは大好きな片桐Dに『家族になろうよ』を熱唱しています。ってか・・・歌上手すぎてまた驚き！！！
異次元に生きてる系
個性派揃いの店主の中でも、料理のインパクトをうっかり忘れてしまうくらい、異次元に生きてる感覚の店主も少なくありません。
ここではそんな店主たちの中から、異次元店主ベスト3をご紹介
長野県御代田町 『喫茶 のんのん』
自称『元祖Youtuber』の、喫茶のんのんの店主。
自身が作った映像を流すため、地元にケーブルテレビ局を作ったと言う、すごい経歴の持ち主。
元祖YouTuber・・・長野県にいらっしゃったんですね！
映像の世界で一旗あげ、現在は喫茶店を経営。心の赴くまま人生を楽しんでる感じがのんのんの店主の魅力。
そして、のんのんは大きなパフェにお漬物がついてくるという世にも珍しい喫茶店
「漬物を食べながらパフェを口にするのがうちの常識」
甘味と塩味のハーモニー。自宅で真似るのではなく、ぜひのんのんさんで味わって見たいです。
埼玉県行田市 『うどん 大地』
かなりのハイテンションで、お客様とのコミュニケーション激しめの『大地』の店主さん。
とにかく喜んでくれるなら！とサービス精神もその声量と同じくらい高そうです。
また、店主の声量なら必要ないと思うのですが、ファッションなのか？インカムマイクも使用しています。
店主のファッションはインカムマイクだけではなく、メッセージが出てくる電光掲示板付きの帽子も特徴的。
たくさんいるお客様に、一度に声が掛けられない時もこの帽子が役に立ちます！
大地の店主以外にこの帽子が似合う人がいるのでしょうか？
大地の営業確認のために電話がかかってきた時の応対は、「やってますよ！大地は毎日やってますから！！！」
栃木県真岡市 『鮨 かずとも』
来店するお客様にお寿司を提供するより先に透視を試みる『寿司 かずとも』の店主。
残念ながら透視はまだまだ修行が必要な様です。
取材に行ったADさんとまさかの超常現象大好きという趣味がマッチングしてしまい、不思議話が盛り上がります。
かずともさんは、ADさんなら理解してくれる！と宇宙理論まで語り出します。
「地球て一つの生き物で、俺はその中の小さな虫っていうか、細胞より小さいマイクロメーターの・・・」
少年の心のままのかずともさんですが、お寿司は宇宙クラスで美味しそうでした！
野沢屋 VS 珉珉 頂上対決
オモウマい店の名言クリエイターといえば、野沢屋の店主と、中華料理珉珉の鈴ちゃんは外せませんよね。
トークと説得力の駒沢屋、技と技術の珉珉といったところでしょうか？
「騒ぐんじゃねえ！！」「エキサイティングだろ！！」あなたはどちらがお好みですか？
茨城県日立市 『中華料理 珉珉』
インパクトあるメイクと、サービスを断ろうとするお客さんに対して、「騒ぐんじゃねえ！」と喜ばしい脅し文句？を連呼する鈴子ママ
「黙って余計なこと言ってんじゃねえよ！」と、お小遣いやおやつを配りまくります・・・
ボリューミーで美味しそうな料理の話題がぶっ飛ぶ、個性的な髪型とメイクも話題になりましたね。
※珉珉さんは、2022年12月31日をもって、55年続いたお店の幕を下ろしています。番組に紹介されて以降は多忙を極めた事はオモウマファンも知るところですね。たくさん働いた分、ご夫婦でゆっくりした時間を過ごしていただきたいですね。
群馬県太田市 『うなぎ野沢屋』
「火を見るとエキサイティングだろ？」という理由からうなぎを七輪でセルフで焼いて食べるというスタイルが人気の野沢屋さん。
小峠さんにそっくりのルックスと、英語が好きで、店の壁に色んな英語を書いてあるなど、初登場からかなりの爪痕を残しましたね。
野沢屋さんは名言のヒットメーカーで、本も出せるのではないかと思うくらい、一語一句がエキサイティングな哲学の塊です。
「あったりめえ！」
「お前はせっかちすぎ」
「火があると食欲も湧くし、エキサイティングでおもしれえじゃん！」
「俺は細部にわたって、こういう会話をしたら喜ぶか考えてるわけよ」
「旅の娘さん、10分だけ好きに食べさせてやる」
「お前に言っとくけどさぁ、どっちがいいって言われたらすぐ即決！」
「英語の勉強カタカナで書いたら勉強に何ねぇぞっていうガキがいんだよ。」
「何言われてもいいから、黙って英語の勉強しろ！普通の人間は諦めちゃうんだよ」
「ミステリアスじゃなきゃつまんねぇ」（突然入ったお弟子さんの紹介の方法）
「何でもオープンにしたら世の中面白くねーだろ！」
「違うよ！俺に似合うからだよ！」（愛着のブランドが好きか聞かれた時）
〜ディレクターに向けて編〜
「俺はこれからの人生、全面的にお前に任せて、俺の孫も含めて、色んなことをお前に託す」
「お前は俺のことをもっと使いてぇ使いてぇ使いてぇって思ってる」
「お前と心中する気になってる」（それだけ本気で信用してるという意味です）
〜小峠さんに語りかけてる編〜
「俺はあの男と対談するのをものすごい楽しみにしてる」
「てめぇ絶対ハゲくらいで負けんじゃねぇって言いたいわけよ。どうせやるんだったら小峠とタイマン張って」
「ハゲで女にモテねぇとか男にモテねぇとか、くだらねぇこと考えてんじゃねぇ！」
何より、こんなにいろんな言葉が出てくる頭の回転と、年齢を超越した独自のブレない哲学。
そしてジブhんの息子を尊敬してる。こんな漢・・・なかなかいないですよね。
何かお心に刺さるお言葉はございましたでしょうか？
まとめ
流石に放送回数も４０回を超え、回を重ねるごとに、個性派店主も増えてきています。
なので、もっともっとご紹介したい名シーンも多いのですが、今日は印象に残った言葉の一部を切り抜いてみました。
もちろんコロナが落ち着いたこの初夏あたりには、直接、元気をもらいに行ったり、名言パンチを喰らいに行くのもいいですね。
全てをお伝えするにはかなりのものなので、また機会があれば名言を集めてみたいと思います。
『味のイサム』片桐Dの情報はこちら
『オモウマ』名物ナレーションの情報はこちら
