エコキャンプみちのく(宮城県川崎町)で3年ぶりの『ARABAKI ROCK FEST.22』4月29〜5月1日の3日間開催されました。
コロナ禍で開催できなかった同フェスに、60組以上のアーティストが参加し、大いに盛り上がった様子です。
そんな中、俺流ロックを貫いてしまった奥田民生さんにトライセラトップスの和田唱さんが言及した件を巡ってSNSでは怪しい空気が漂っています。
経緯を見ていきましょう。
伝説のバンド『ユニコーン』
1986年広島で生まれた5人組バンド『ユニコーン』は、1989年のシングル『大迷惑』のヒットをきっかけに、昭和の後期のバンドブームを牽引したグループの一つ。
1993年の解散後、奥田民生さんはPUFFYをプロデュースしたことでも有名ですね。
最近では、『千鳥の相席食堂』の主題歌を手掛けるなど、プロデュースから自身の音楽活動はもちろん、Youtubeも登録者数10万人と、人気も衰えていません。
トライセラトップス和田さんの苦言
それは最終日のギターセッションで起こってしまいました。
ギター=古市コータローさん(THE COLLECTORS)、ベース=三浦淳悟さん(ペトロールズ)、ドラム=クハラカズユキさん(The Birthday)、キーボード=高野勲さんがハウスバンドを務め、代わる代わるゲストを迎えながらギターが印象的な楽曲を次々と披露した。チバユウスケさん(The Birthday)との「All Day and All Of The Night」、TAKUMAさん(10-FEET)との「Basket Case」(Green Day)、ヒダカトオルさん(THE STARBEMS)との「Start Me Up」(The Rolling Stones)、佐藤タイジさん(THEATRE BROOK)との「Oh, Pretty Woman」(Roy Orbison)、奥田民生さんとの「Vertigo」(U2)など。最後は出演者全員で「Get Back」(The Beatles)をセッションし、3年ぶりのアラバキを締めくくった。
yahooニュース
この一幕で、奥田民生さんがなかなかステージに来なかったり、来たかと思えば和田さんに向かって仕切りが悪いなどと、マイクを通して文句を言っていたり、見兼ねた岸谷香さんが止めに入ったりと、内容は想像以上にグダグダだったらしく、閉会時間も50分遅れたそうです。
上記のことを受けて、トライセラ和田さんの投稿
昨日は最高だった。最高だったよ。
トライセラ和田さんのTwitterより
でも一言言わせてくれ。
ステージ上での泥酔をよしとする風潮はどうなのよ?
それをよしとするお客さんも俺はどうかと思うし、
スルーしてるスタッフの大人たちも問題ありだと思う。
ちなみにカズマサは根底に愛があるから俺的には全然オッケーよ(ニコ)
ステージっていうのは神聖な場所だよ。
誠実に向き合ってくれた亮太、朝子ちゃん、香さんには感謝しかない。プロだよね。
周りがチヤホヤして許すから裸の王様が出来上がるんだ。
みんなが言わないんだから俺が言う。
以前は尊敬してたけどね(汗)
カズマサもバックステージで同じ事言ってたよ、本人に(笑)
照れ隠し??そんなのが通用するかね、いい大人がさ(汗)
もうさ、この変わり映えしないロック界のピラミッド社会、
いい加減壊していかないかい?
俺たちから下の世代のミュージシャン諸君。
この投稿が「それでこそ奥田民生なんだよ」とか、「ロックを語るな!」と言った批判的なものから、「和田唱よく言った!」などの賛否を呼んで大騒ぎとなりました。
また、同じようにお酒を飲んでいても、カズマサさんはOKだったこともプチ炎上要素かもしれませんが・・・
カズマサさんはさておき、奥田民生ファンといえば、現在40代から50代のいい大人が中心です。
このいい大人が奥田民生さんを擁護するような投稿が相次いだため、奥田民生さんもそのファンも老害とまで言われる始末・・・
まぁ言われると思っていたが、誰が酔って良くて誰が悪いとか、そんな差別はしてない。
トライセラ和田さんのTwitter
ステージ前に酒を飲むなとも言ってない。ただ飲んでもリハーサルで決めた段取りはちゃんと守ってほしい。
格なんて関係ない。それをいい加減にされたら傷つくよやっぱり。適当に思ってんだなって。
奥田民生さんが謝罪
最初の投稿では、奥田民生さんの名前は一切出ていませんが、フェスに参戦していた人たちが見て一目瞭然でSNSが荒れたことによって奥田民生さんが引き摺り出される形に・・・
でも奥田民生さんもきちんと謝罪してたみたいで良かったですね。
大昔は、泉谷しげるさん(名前出してごめんなさい)など、ステージから暴言を吐くとか当たり前だったり、
中には演奏しながらタバコを吸うミュージシャンがいた時代があります。
もう色々、令和ですしね。本物だ!と、心に響く音楽を作るにも関わらず、今までなら埋もれていたような才能のある人が、SNSなどで簡単に見つかってバズる時代です。
今は心に響くか響かないかが第一前提です。そこにアイコンとして、格好や生き方も大切だとは思いますが・・・
あとがき
トライセラトップスの和田唱さんと、奥田民生さんの和解を受けて、
「どちらも大好きだから良かった。」
「民生さんの体が心配だったから言ってくれてありがとう。」
「Twitterを消さなくても良かったのに。」
「問題定義してくれてありがとうございました。」
などの声がたくさん上がりました。
観る側としては、最高のステージを期待して、お金を払って時には遠征してライブやフェスに参加しますもんね。
茶番を見にいきたいわけではありませんよね。少しづつライブやフェスなども増えてくると思います。
ここ数年楽しみにしていたアーティストが見れなかった人達のためにも、最高のステージをお願いしたいですね。